研究は競争なのかなー

 → iPS細胞研究の山中氏「日本は取り残される」 米の助成解禁で

 → Obama overturns stem-cell ban : Nature News


 オバマ大統領による方針転換によって、アメリカではES細胞の研究への政府助成が解禁された。現時点でも既にiPS細胞での業績はほとんどがアメリカから出たものであり、日本から出た論文は数えるほどしかない。

 iPS細胞の研究にはES細胞の研究で得られた知見が不可欠だし、ES細胞の研究について日本でも前向きに考えるべきではないかと思うのだけど、日本では政治の停滞もあるし、なかなか難しい状況なのだろうな。


 こういう大規模な研究はどこかで大切なのだろうけど、個人的にはどこか寂しい感じがする。それに、アメリカでは科学界全体が一丸となっている風が感じられるのに、日本では山中先生ひとりに重圧を押し付けている。やっぱり、どこか歪んでいると思う。