最近のiPS細胞事情というか

 リンク切れしてるのもあるけど、タイトルでなんとなく中身を想像してください。


 → ヒトiPS細胞:マウス治療に成功…慶応大チーム、世界初 - 毎日jp(毎日新聞)
 → NIKKEI NET(日経ネット):ヒトiPS細胞で血小板 東大、世界で初めて成功
 → 化学物質で遺伝子の一部置き換え、iPS細胞づくり加速へ : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 → iPS細胞活用、マウスの血友病治療…米研究チーム成功 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


 研究の関心はiPS細胞の作成そのものから、病気の治療や分化制御に移ってきました。ここで紹介したのはたまたま日本語圏のニュースなので、日本人の業績ばかりを取り上げているけれど、原著論文などをフォローしていると、明らかにアメリカから出ているiPS細胞関連の論文の方が多いです。

 このままではというか、もう既にその傾向はあるのだけど、iPS細胞関連の業績はほぼ全てアメリカに持っていかれるだろうと思う。山中先生自身も1勝10敗と言った通りです。そもそも予算・人員ともに圧倒的に差がつけられているから、勝負になりようがないと思う。それでも、日本の科学研究としたら破格なんだけどねー。アメリカがすごすぎるんだよな。


 余談なんだけど、発見の経緯からここら辺の事情を誰か、やる夫シリーズにしてくれないかな? やる夫で学ぶiPS細胞。時間があったら、やってみたいんだけどね。この先それだけの時間が取れる事もなさそうだから、俺は出来ないけど。