HDDの開け方

 ひょんなことからSeagate製の80GBHDDが不用になって、しかも不良セクターがあるために売ることすらできない代物なので、分解してみました。

 分解前のHDDです。IDE接続3.5インチタイプです♪

 世の中のほとんどの人はHDDを分解したことがないと思うので説明しておくと、HDDの分解にはトルクスドライバーと呼ばれる特殊なドライバーが必要です。T8というサイズを用意しましょう(HDDの種類によってはT6というサイズのものもあるといいらしい)。

 参考までに、東急ハンズでT4-T30のトルクスドライバーセットを1200円で購入できました。おそらく、東急ハンズに限らず、ホームセンターなどで簡単に購入できると思います。一応、Amazonのリンクも掲載しておきます。


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 HDDを開けると、こんな感じでディスクが見えてきます。

 上にディスクが入っていて、下に磁石や針が入っています。下に入っている磁石は強力なものなので、電子機器を近づけないように注意しましょう。

 さらに上の写真からディスクを外したのが、こんな感じ。2層プラッター方式のHDDなので、ディスクが2枚入ってました。このディスクに大学時代に作成したレポートや、こつこつ撮影したデジカメ写真や、ムフフ・・・な動画が入っていると思うと、やるせない気分になりますね・・・。

 HDDって鏡のようにきれいで、しかも叩くときれいな音がするんですね。もう少し柔らかいディスクかと思ってました。

 あと、写真は撮らなかったけれど、Seagate製のHDDは流体軸受ドライブなので、回転軸の部分もよく見てみたんですが、工学的知識に乏しく、よくわかりませんでした。


 実際開けてみて、思っていたよりもHDDの中身が単純な構造をしていることに驚きましたね。コンピューターのハードウェアは分からないことばかりです。


 なお、HDDはきちんと物理的な傷をつけた上で処分しました。データ流出は防げてると思います。