粘着テープからX線の話

 → 「粘着テープを引き出すとX線生成」Nature誌掲載:動画と画像で紹介 | WIRED VISION


 粘着テープを勢いよく剥がすと、X線が放出されるという研究内容が報告された。もともと粘着テープを勢いよく剥がすと、蛍光(摩擦ルミネッセンスというらしい)が放出されることは知られていたが、その解析などからX線が放出されるという結論に至ったらしい。

 この記事の元となったNatureに掲載された論文はこちら。


 → Correlation between nanosecond X-ray flashes and stick-slip friction in peeling tape : Abstract : Nature
 

 今回のこの現象を真空中で行った場合、その際に出てくるX線X-ray imagingにも十分に使えるほどの線量らしいので、今後は安価なX線源として用いられる・・・のかな?

 時々Natureって面白い論文を載せてくるよなー。不思議な雑誌です。