そうそう、RENTという映画を見たんですよ。

 友達からDVDを借りてね。



 RENTはNew Yorkに生きる若者たちの話。家賃(RENT)を払えないほどの貧困に苦しみながらも努力し、また助け合い、愛し合う男女の群像を描いてる。貧しくても一生懸命生きたり、芸術家という夢に向かって努力し続ける姿、そして友情や愛が共感を生む作品だね。元々はミュージカルが原作で、この映画はオリジナルキャストの大半が集まった事も注目を集めたらしい。


 → レント (ミュージカル) - Wikipedia


 個人的にはRENTのストーリーはすごく好きだったけど、作中でリアルに描かれるドラッグやHIVだけは共感を持てなかった。良くも悪くもアメリカらしいとは思ったんだけど、ドラッグに手を出すというのは、人生に悩む若者とはいえ、軽卒ではないかと思ったんだよね。


 一方のゲイ、レズビアンバイセクシャルについては、1つの人生としてありだと思うし、特に否定する事はないね。RENTが初演された頃は、同性愛を描く事自体が斬新だったのかな。



 映画版RENTでは、出だしの「52万5600分(=1年)、1年をどんな尺度で測りますか」という、宣伝にも用いられた非常に有名な曲(seasons of love)に始まり、no day but today、today for me, tomorrow for youといった、「今」や「今日」の大切さを表す、また意識させる台詞が頻繁に出てくる。1日を生きる、今を生きるということの大切さが主題なんだろう。


 それから、作品のメッセージ性以外ですごいと思ったのは。Angelという役とそれを演じたウィルソンだ。彼のスクリーン上でのインパクトは相当なものがある。Angelが出てくるシーンの中で好きなのは、Colinsと一緒に道を歩いている以下のシーンだ。ベタだけど、きれいだなと思ったよ。

 ちなみに、ここで出てくるI'll cover youという曲は、映画の後半でもう一度出てきます。その二度目のシーンはとても感動的で、映画中で最もいいシーンだと思う。YouTubeにもあったけど、ここに貼るのは無粋なので、やめておきます。興味のある人は、ぜひ一度映画をご覧ください。


 RENTは見終わったときに、人の絆と1日の大切さを教えてくれる作品です。俺も、明日からの一日一日を大切にしていこう。