明日を支配するもの

 → 経営がわかっている労働者と、わかってない労働者の格差が拡大していく理由 - 分裂勘違い君劇場
 → うーむ、ちょっと野暮なことを言うと - finalventの日記


 finalventさんが上の記事で紹介していたP.F.ドラッカーの「明日を支配するもの」を読んでみました。俺は経済や経営などについて無知なところがあり、この大巨人ドラッカーも名前は知っていたものの、実を言うと読むのは今回が初めてでした。この年にもなって初とはなんというか、お恥ずかしい限り。

 finalventさんは野暮だと遠慮しているようですけれど、でもこの一連の流れを通して、俺を含め多くの人がドラッカーに興味を持ち、また俺のように本を読んだ人もいるのではないでしょうか。それだけでも十二分に価値があることだと俺は思います。


 この本を読み終えて、未だ自分の中で消化し切れていない部分はあるのだけれど、でもテクノロジストというのが知的労働と肉体労働の両方を行う労働者であり、個人としてはいかにテクノロジストとして生きるかということが、これからの世界において重要であるとして認識しました。そして、企業とテクノロジストとの向き合いが社会において大事だということも。

 また、ドラッカー自己啓発だけじゃなくて、社会への貢献を強く主張しているように感じました。社会の中で自分がどう必要とされるのかを考えろという一節とかは、まさにそれかと。今まで本を読まずにネットの批評だけを見る限りだと、自己啓発をさかんにいう人なのかと思ってたけど、単なる自己啓発の人ではなさそうですね。


 とりあえず、俺はもう少しドラッカーについて学ばないといけない。まだ理解できていない。