グーグル―Google 既存のビジネスを破壊するを読んだよ
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 新書
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昨日、友人との待ち合わせ中。ふらりと立ち寄った本屋で今更ながら立ち読み。
とってもお腹いっぱいにさせてもらえた本でした。この本の方が如何せん知名度が低くなってしまっているが、ウェブ進化論の読者はぜひとも読むべき本であると思う。言っていることは両書の間でかなり重複しているが、異なった観点からの分析は実に面白い。
ウェブ進化論では、グーグルが一般生活にもたらす衝撃を概念的に説明していたが、本書ではより具体的に実例(e.g., 駐車場、メッキ工場)を挙げて説明してくれていた。やはり実例を挙げてくれると、信頼度が増すしわかりやすい。これはdanさんが既に指摘しているとおり。
グーグルの一般的説明、ビジネスモデルの話から始まり、そして最後にグーグル八分の話を持ってきた辺りが、恐ろしさを感じさせる。インターネット界に君臨する王者としての地位を確実に築こうとしているグーグルをまざまざと描いている良著であると思う。
せっかくだから買えばよかったかなぁ。